インディペンデント映画の雄・塚本晋也監督が暴力的かつ悪夢的イメージに満ちたモノクロームの映像美を駆使して、死に急ぐ人間たちの赤裸々な姿を描いた秀作。『東京フィスト』の肉体に代わり、ここでは銃というアイテムを用いて、無気質な都市に生きていた主人公が生きる活力を取り戻していく。まるで胎内のような閉塞的な空間を巧みに活かしながら、最後にそこから開放されていく疾走シーンが不思議とすがすがしい。数秒しか出番がないにも関わらず、作品のテーマの代弁者的に観る者にインパクトを与える鈴木京香の扱いも良い。(Amazon)
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