突然会社を辞めた父・弘也(真木蔵人)に連れられて、17才の麻生菜摘(新垣結衣)は御前崎の民宿にやってきた。そこは亡き母・春菜(臼田あさ美)の実家。祖母である高山冬乃(久松夕子)といとこの高山ゆかり(佐津川愛美)に歓迎されて、菜摘の新しい生活が始まった。ゆかりの強引な誘いで高校のラクロス部に入部した菜摘。ゆかりのふれこみで、部員の鈴木香奈(高部あい)らに菜摘は前の学校でエースだったと勘違いされていたが、実は菜摘の腕前は平均以下。挫折しそうになる菜摘に、顧問の倉田律子(伊藤裕子)は、弘也と春菜の高校生時代について話して聞かせる。律子は弘也の同級生だった。ある日、弘也と律子が会っているところを目撃した菜摘は、二人の関係を勘繰り、弘也に殴られるが…。そんなとき、弘也は、東京のとある大企業の社長・西村圭介(庵野秀明)のもとを訪れた。弘也のある告白に驚愕する西村…。
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