今後30年以内に、首都圏を直下型地震が襲う可能性=70%という政府の発表をベースに、震災の被害を受けた人々と彼らを救うべく奔走する医療関係者の姿を描いたシリーズ。何よりもその真面目な制作姿勢に頭が下がる。現実的な題材にフィクションのキャラクターを投入し、そこから発生するドラマを盛り上げる作業は、ともすれば過剰な脚色に走ったり、キャラクターが現実離れしたりという罠に陥りがちだが、このシリーズは被災者への配慮や目配りをしつつ、ドラマとしての盛り上がりとキャラ描写の丁寧さにおいて最高の成果を残したと言えるだろう。松嶋、江口といった主役級は言うまでもなく、「水曜どうでしょう」の大泉洋、クールな中に一粒の優しさを見せる小市漫太郎、プロフェッショナルを体現した看護師長役の鷲尾真知子といった面々の地に足をつけた演技が、この骨太なドラマをがっしりと支えている。(Amazon)
第1話 人が人を救うという事
第2話 ひとりでも多くの命を!
第3話 ヘリが運んだ夫婦の愛!
第4話(あなたを探しにいきたい)
第5話 初めて分かった父の想い
第6話 愛する人を失うという事
第7話 朝はまた来る!
第8話 神の手はあきらめない!
第9話 あなたが涙をぬぐうとき
第10話 命の終わりを看取るとき
第11話 命と希望が蘇る街へ!
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