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明治初期。奉公人の佐助(斎藤工)は、幼い頃に見た春琴(長澤奈央)を観音様と崇め、彼女の衣食住の世話をしていた。大阪道修町の薬種商鵙屋の次女として生まれた春琴は、9才のときに眼病を患い失明してしまった。その後は、音曲を学び、いまでは一流の腕前を持っている。しかし、わがまま放題の彼女には弟子が居つかず、贅沢をし過ぎ、家の財政は苦しい状態…。そんな中、佐助だけは春琴に献身的に尽くしていた。ある日、春琴の美貌を目当てに弟子入りした名家の息子・利太郎(松田悟志)が、彼女を口説こうとするが、冷たくあしらわれた上、稽古の仕置きで額に怪我を負ってしまう。数日後、春琴の屋敷に侵入した何者かによって、彼女は顔に熱湯を浴びせられ、大きな火傷を負ってしまう。春琴は深く悲しみ、ただれた自分の顔を佐助に見せようとしない。そんな春琴の姿を見て、佐助がとった行動とは――? 1976年に公開された、山口百恵&三浦友和の共演作『春琴抄』のリメイク版。








【youku 01】