シャープなモノクロ映像に、女のドレスなどポイントだけ色づけされた「パートカラー」が斬新。銃や刀を使ったバイオレンス場面は強烈だが、流れる血がミルクのように真っ白だったりと、残酷度を薄める美しさもたたえている。ロドリゲスの盟友、クエンティン・タランティーノがゲスト監督として参加したシーンでは、緊迫しつつも、とぼけた味もある男同士の会話に、彼のセンスが際立つ。オールスターキャストが、原作のキャラそっくりの外見になって熱演・怪演。顔じゅう傷だらけのミッキー・ロークや、姿がよく見えないが、超人的な戦闘技術を披露するイライジャ・ウッドがインパクト大だ。女性キャストのセクシー度も半端じゃない。最後までキープされるテンションの高さには、恐れ入るばかり。(Amazon)
【Nico List】
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